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【業務停止命令に関して追記】TATERU(タテル)株価が急騰した理由!今後の株価動向

【本記事においてはアフィリエイトやその他の収益を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています】


TATERU(タテル)は、順調な業績を残してきた企業でしたが、顧客の預金データ改ざん問題というオーナーや株主の信用を失うような問題を起こしてしまいました。

その問題をきっかけに業績はどんどん悪化していき、株価も暴落してしまいます。

さらに、株主優待の廃止配当金の無配など、株主にとってのメリットが少なくなっていくという事態にまで陥ってしまいました。

2019年6月17日、一部報道にてTATERU(タテル)に業務停止命令の行政処分が下される見込みが発表されました。処分の内容や株価への影響についてはコチラをご覧ください。

 

事業を始めた当初はとても魅力的なものだと感じていた人も、この問題をきっかけに信用を欠いてしまったと言います。

そのような中でTATERU(タテル)は、保有している不動産を売却するなど対策を進めています。

一時は倒産してしまうのではないかと懸念されていましたが、いくつもの対策を講じることによって、倒産の危機は回避されたようです。

また、6月頃からは本格的に営業を再開する見込みとなっています。

このような動きから、TATERU(タテル)の株価は急騰し始めているのです。

今回は、これからのTATERU(タテル)はどのような動きを見せてくれるのか、株価をチェックしながら予測していきましょう。

TATERU(タテル)株を保有している人やTATERU(タテル)オーナーの人はぜひ目を通してみてください。

 

TATERUの株価が急騰!その原因は?

TATERU(タテル)の株価は今まで低迷していたのですが、ここ最近急速に上がってきています。

まずは、TATERU(タテル)の株価が急騰した背景にはどのような原因があるのか見ていきましょう。

株価が上がるのはどうしてか

株価が上がるのは、何かしらの好材料があるからだと言えます。

具体的にはどのような好材料があるのでしょうか?

1つ目は、配当が増額した可能性です。

配当が増額すれば、多くの株主が株を買いたいと思います。

そのため、株価も上がっていくのです。

ただし、TATERU(タテル)の場合は、株主優待の廃止や配当金の無配を発表していることから、配当金の増額が急騰の原因とは言えないでしょう。

2つ目は、業績の上方修正を発表した可能性です。

多くの企業は次年度の業績予想を発表しますが、その予想よりも良い方向に推移していると、会社は業績の上方修正を行います。

業績が良い会社の株は人気が高まるため、業績を上方修正したのであれば株価は必然的に上がっていきます。

TATERU(タテル)の場合は、6月から営業を再開する見込みだと発表していて、倒産してしまうような状態ではないとしています。

そのため、倒産してしまうのか、大丈夫なのかという一番危うかった状態から抜け出すことができたと言えるでしょう。

そしてそれを知った株主は、これから株価が上がっていくことを予想し、買いに走ります。

その結果、株価の急騰につながっていると考えられます。

TATERU(タテル)の現状と株価の関係

TATERU(タテル)のアパートメント事業ではキャンセルが相次ぎ、クラウドファンディング事業ではファンドの組成が中止されたことによって、TATERU(タテル)は販売用の不動産を大量に抱えることになってしまいました。

本来であれば顧客の手元に渡るはずだった物件が売れなくなってしまったことで、自社で保有しなければいけない状況になっているのです。

しかしながら、最新の決算を確認したところ、資金繰りに問題はなさそうで、むしろ財務状況は安定していました。

例えば、最新決算から算出した流動比率は約214%(※)です。

一般的に流動比率は200%以上が理想とされていますから、TATERUの流動比率は理想的な状態です。この状況でキャッシュショートを起こすことは非常に考えにくいです。

※四半期報告書-第14期第1四半期(平成31年1月1日-平成31年3月31日)より算出

一時は倒産してしまうのではないかと懸念されていましたが、いくつもの対策を講じることによって、倒産の危機は回避されたようです。

財務3表を見ると、潤沢な現金同等物、流動資産があり、倒産リスクはもともとありませんでしたが、倒産リスクはより低くなっています。

また預金データ改ざん問題が発覚する前は非常に優秀な業績を残しています。

例えば、企業の収益性を示すROAは35.84%(2017年12月期決算)を記録しており、全上場企業の中で11位になっています。

参考:https://www.nikkei.com/markets/ranking/page/?bd=roa

 

新しい動きを発表したTATERU(タテル)

TATERU(タテル)では上記のような状況を打破するために、販売用不動産の売却を行い、キャッシュを手元に置いておくという対策を取りました。

これによって、TATERU(タテル)が保有している現金・預金が増えたということになります。

キャッシュが多ければ多いほど、いざという時の対処も可能です。

そのため、売ることが難しい販売用不動産の売却をしてしまおうと考えたのでしょう。

また、2019年6月頃から営業を再開するとTATERU(タテル)は発表しました。

問題が発覚してからは、営業活動をほとんど行っていないという状況でした。

それは、下記の表からも見てとれます。

しかし、営業活動をこれから再開していくという動きに変化しています。

営業を再開することによって、TATERU(タテル)の業績は上向きになっていくと予想できます。

そのようなことを考慮した上で株取引を行っていけば、必然的に株価が高騰する方向へと動いていくでしょう。

したがって、TATERU(タテル)の株価が急騰した原因は、営業再開による業績回復が期待されたからという要因もあると考えられるでしょう。

株価の急騰は株主にとって大きなターニングポイントになります。

企業の動きを見ながら、株価の上下を予想していかなければ、株式投資を成功させることが難しくなってしまうからです。

SNS・掲示板の声を集めてみた


株価の変化に対して、SNSや掲示板には様々な声が寄せられています。

続いては、SNSや掲示板に寄せられたTATERU(タテル)に対する声を見ていくことにしましょう。

四季報では「本格的な営業再開は6月以降」と記載されてる。ということは、7月、8月かもしれないね。当面ヨコヨコかな。

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/112/380

6月頃に営業再開するということは、7月~8月頃に大きな動きが出るのではないかと予測する人もいます。

そのため、営業再開後から本当の勝負になると考えている株主も多いのではないかと考えられます。

こちらはTATERU(タテル)のオーナーの声だと思われます。

オーナーに取っては投資したアパートの採算が重要になりますが、上記のように投資としては順調に進んでいるオーナーも多く、満足度は高いようです。

起こしてしまった問題は非常に大きく、倒産してしまう可能性もゼロではない状況だったため、叩く人ももちろんいます。

しかし、このような気持ちを持っているオーナーもいることは、TATERU(タテル)には魅力的な部分もあるということを表しているのです。

インパクトが大事だ。保有株償却し、 自社株買いすれば、とんでもない株価になりそうだな。明日からロケットスタート開始へ タテル祭り開催へ231→600円へ

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/112/401

自社株買いをすれば、今以上に大きな変化が表れるでしょう。

株価が600円台まで上がっていけば、それだけTATERU(タテル)に対する期待値も大きいということになり、株の売買も積極的に行われていくようになるのではないでしょうか。

気絶しとけ。明日で5月終わりだが、6月相場は、はじまってるよ。浮動株2パーセントだから、完全に窓埋めと利確で集めてぶちあげくるぜ。第2波は、こんなもんじゃない230→600円こえてくるとみてる。

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/112/287

利確が集まれば、第2波がやってくると予想する人もいます。

もしも本当に第2波がやってくれば、その影響はさらに大きなものになると予想されます。

株の動きははっきりと予測することが難しいですが、そのような動きがあるかもしれないということを視野に入れたおいた方が良いと言えるでしょう。

2週間ぶりに株価拝見。順調に上げています。この辺に上値抵抗線がありますね。まあそのうち超えるでしょう~

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/111/1139

順調に株価が上がってるTATERU(タテル)ですが、上値抵抗線にぶつかっている状態にあります。

しかし、これからはそれを超えていくのではないかと考えられます。

そうすれば、さらなる高騰が起こるという可能性もゼロではないでしょう。

本格的に新規営業が再開された時は、既に融資先が決まっているということだよ。融資してくれる銀行があればどこだって良いんだよ。目標株価、年内に400円!

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/110/1038

6月からTATERU(タテル)は営業再開されるということになりました。

それは、融資先が決まっていることも意味しています。

営業を再開し、業績も回復していけば、年内に400円まで高まっても不思議ではないでしょう。

不祥事があったとはいえ経常利益通期58億あった。現在時価総額220億でPER7倍。株価が戻り始めても不思議はない。煽るわけではなくあくまで自己責任のみ。

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/111/769

大きな問題を起こしてしまったTATERU(タテル)ですが、経常利益は通期で58億円ありました。

また、PERが7倍になっていることから、割安感が強く、株価が戻ることも不思議ではないという見方もできます。

TATERU(タテル)がやってしまったことによる影響は非常に大きいものでした。

しかし、解決に向けて対策をしていることや営業を再開することに期待をする声も多くなっています。

今後も株主の声に注目しながら、TATERU(タテル)の動きを見ていきたいところです。

TATERUの株価は今後も上がり続けるのか?


TATERU(タテル)の株価が急騰した原因について解説してきましたが、今後も株価は上がり続けていくのでしょうか?

株価予想を行う上で、企業の業績も大きく関わってきます。 そこで2019年12月期第1四半期の決算内容と共に、TATERU(タテル)の業績をチェックしながら株価が上昇していくかどうかを考察してみましょう。

2019年12月期第1四半期の決算内容

5月13日の大引け後に発表された第1四半期の決算内容ですが、連結損益計算書において、売上総利益が2,624百万円の減益営業利益・経常利益はそれぞれ4,704百万円、4,893百万円の減益、さらに親会社株主に帰属する四半期純利益も6,045百万円の減益となってしまいました。

売上総利益には、保有する不動産資産を一括売却したことにより生まれた損失額3,198百万円がここに計上されています。

また、四半期純利益に関しても、連結子会社(インベストオンライン)の株式譲渡で生まれる損失引当金の繰入額1,133百万円が特別損失として計上されています。

2018年下半期に不正が発覚してから現在に至るまで、メイン事業となるTATERU Apartmentは、既存の顧客に対して真摯に対応していかなくてはならないという判断から、本格的な営業活動を自粛していました。

そのため、新規顧客を増やすことができず営業利益・経常利益・売上総利益の減益につながっています。

今回の業績を見ると、経営面がかなり危ういようにも感じられますが、売上高が全くなかったわけではありません。

 

例えば、TATERU Apartment事業では営業利益こそ減益であるものの、保有する物件の管理事業や投資物件などによる利益は出ているため、売上高は約44億円に上っています。

また、最近メキメキと成長しているスマートホテル事業も、約2億円の売上を出しています。

現在は営業を自粛していますが、もし事業が再開されれば他の事業と合わせて増益に戻る可能性は非常に高いと考えられるでしょう。

スマートホテルの需要は拡大する可能性大

TATERU Apartment事業が本格的に営業を再開し、以前のように売上を戻すまでにはそれなりの時間がかかると予想されます。

しかし、TATERU(タテル)にはアパートメント事業以外にもスマートホテル事業やIoT事業なども手掛けているため、今後は他の事業によって経営が支えられていくでしょう。

この中でも特に注目したいのが、スマートホテル事業です。

近年話題に上がることも多い「民泊」と従来のホテルを掛け合わせ、民泊でありながらもホテルに泊まっているかのような快適性を得られるのがスマートホテルになります。

民泊市場は数年前から着実に成長を遂げていましたが、2018年6月に民泊新法が施行されてからは、規制が厳しくなり市場も縮小してしまいました。

これは、民泊新法が施行される前は法律違反スレスレのグレーゾーンにあった施設が多く見られ、さらに民泊施設でもそういった施設をたくさん掲載していたのですが、今回の法改正によってサイトへの掲載基準もかなり厳しくなり、グレーゾーンの施設は掲載されないように改善されました。

一方で、こうした背景もあり民泊市場は縮小してしまいました。

しかし、TATERU(タテル)が手掛けている民泊運営業務の受託・管理サービスやオーナーサポートは民泊新法に対応しており、サービスの充実性が高まっているため、今後は市場の拡大に合わせて成長していくのではないかと期待されます。

民泊市場が拡大すれば、TATERU(タテル)の業績回復にもつながり、さらなる事業展開を予想して株式を購入する方も増えることでしょう。

TATERUは6月ごろに営業を再開する見込み。これから業績は上向きになる??

株価だけでなく業績に関しても、これから上向きになっていくのでしょうか?

TATERU(タテル)では6月頃から営業を再開する見込みとしています。 SNSや掲示板などでは業績に関してどのように見ている方が多いのか調べてみました。

出来高が増えているね。明日から楽しみだね。

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/111/1143

5月27日の出来高はおよそ1280万株で、かなり出来高が増えており、その翌日も27日よりは減ってしまったものの約637万株の取引があったことが分かります。

取引が活発に行われているということは、その流れに乗って他の投資家たちも株式を購入し株価が上がる可能性もあります。

ただし、基本的に出来高は会社の業績が上がったりすることで上昇するのですが、今回はTATERU(タテル)側から何かIRニュースが出ていたわけでもありませんでした。

出来高が上がっていたからと言って、それだけで業績が上向きになったというのは判断しない方が良いでしょう。

利確後に245円で買い戻し。後は6月の営業活動開始からの材料待ち。振り落として祭りは終了。

引用元:https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/2cbf9cbe41201ab89304ab3e7bf1a720/111/1064

掲示板などでは6月頃営業の再開による株価上昇を期待する声が見られました。

営業活動が本格的に開始されればその分営業利益を取り戻すこともできるでしょう。

営業が再開されても不正があったことで元に戻らないだろうという不安を持っている方も多いかと思いますが、既にTATERU(タテル)からも発表されている通り、今後は不正問題が起きないよう、業務フローを見直し、コンプライアンスの徹底を実施していくこととしています。

こういった点から、営業再開後も新規顧客を増やすことはできるのではないかと考えられます。

TATERU(タテル)の業績は現在かなり厳しい場面に直面しています。

しかし、TATERU(タテル)は6月頃から営業を再開する可能性があり、株価も急騰を見せるなど、様々な動きが見られるようになってきました。

今後しばらくは不安定な状況が続く可能性もありますが、業績・株価共に回復し上昇していくことも予想できるでしょう。

今後、どのような動きを見せるのか、6月以降もIRや株価に注目していきましょう。

【追記】TATERU(タテル)に業務停止命令へ

2019年6月17日、一部報道にて国土交通省がTATERU(タテル)に業務停止命令を出す方針を固めたことが報道されました。

業務の範囲や実際の停止期間については、21日の聴聞を開いたうえで今後詰めていくということです。

そのため、現時点では業務停止命令の中身についてハッキリとしたことは分かっていません。

今回は宅地建物取引業法に基づく処分となるため、管理業務等には影響しないと考えられますので既存のオーナーには影響は無いと思われます。

また、オーナー対応を優先しているTATERU(タテル)は新規の営業を自粛しているため、今回の業務停止命令によって業績に与える影響はそこまで大きなものにはならないだろうと思われます。

実際に18日11時現在、株価は下がっているもののストップ安までの事態には至っていないようです。

今後の処分の行方について詳しいことが分かりましたら随時、追記&検証を行っていきます。