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旭段ボールとはどのような会社か?どのような段ボールを作っているのか?

【本記事においてはアフィリエイトやその他の収益を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています】


旭段ボールとはどのような会社か?どのような段ボールを作っているのか?

みなさん、こんにちは。
世の中には「地味で目立たないけどなくてはならないもの」という存在がたくさんあると思います。
私はその中の一つが「段ボール」だと思います。
もし段ボールがなかったら、例えばインターネットで何かを注文しても裸のまま届いてしまうことになります。
大雨が降っていたらそれだけでめちゃくちゃになります。
そう考えただけで段ボールがあってよかったと思いますよね。

今回はその段ボールと、段ボール製品を製造販売している旭段ボール株式会社という会社をピックアップしてみました。
普段あまり気にも留めない段ボールと、あまり知る機会の少ない段ボールを扱っている会社。
どのようなものなのか気になりませんか?

1.まず段ボールとはどのようにできたものなのか?

段ボールとは、板紙を何重にも重ねて耐久性を上げた、主に包装資材などに使用される紙製品のことです。私たちの日常生活でも当たり前のように使われています。箱型の段ボールが一番よく知られていると思いますが、素材としての段ボールシートやその他の段ボール製品を指すこともあります。

段ボールの歴史は19世紀までさかのぼります。当時イギリスで流行していたシルクハットの内側の汗を吸い取るために開発されたのが最初だとする説が有力だそうです。包装資材として使われるようになったのは、アメリカでガラス製品の包装に使ったのが最初だと言われています。

現在用いられている段ボールを作成し、日本で段ボールという言葉を作ったのは実業家の井上貞次郎氏です。

荷物を届けたり、ものを作るときの素材となったり、様々な場面で段ボールは用いられています。日本人が最も多く触れる機会のある紙製品と言えるかもしれません。

2.旭段ボール株式会社の概要(歴史・沿革・直近の活動内容など)

そんな段ボールを扱う旭段ボールの概要を紹介します。

■創業: 昭和15年5月1日

■設立 :昭和26年4月13日

■資本金 :1億5000万円

■授権資本金 :4億円

■株主数 :60名

■役員

代表取締役 :村瀬 行弘

専務取締役 :村瀬 有亮

■従業員数 :142名(男性130名・女性12名)

■事業内容 :段ボール製品(シート、ケース)の製造及び販売

 

本社は東京都大田区に構えています。ほかに、埼玉県岩槻と神奈川県海老名にそれぞれ工場を構えているようです。主要取引先は花王や大正製薬、日産自動車と日本のトップに立つ大手企業が多数あります。

旭段ボールの経営理念として「人間尊重」を掲げています。旭段ボールは70年以上の歴史を歩んでいますが、その中で常に重視し続けたビジョンが「自然」「人」「信用」の3点だそうです。

自然とは、段ボールの素材が木材であるという点です。そもそも紙の素材は木材なので、段ボールの素材も同様となります。しかし、リサイクルが可能な製品でもあるので、木材を節約できる製品だと認められて広く普及されるようになりました。木から生まれた素材ですが、その実とてもエコな素材と言えるのです。

人とは、和があり一人一人が向上心を持って働けるような環境づくりを常に目指しているという点です。「企業とは人なり」という言葉を体現していくことを大切にしています。旭段ボールの社員はもちろん、各工場で働く人たちの声にも耳を傾けながら共に歩んでいくことで事業を展開しています。

最後の信用は、誠実に約束を実行し続けるものに対してのみ与えられるものであることを常に忘れないよう心がけるという点です。

旭段ボールは以上の3点を持って、段ボール包装を通じて社会に貢献することをモットーに、時代のニーズに応えるべく事業の展開を続けています。

3.旭段ボール株式会社で扱っている段ボールはどのようなものがあるのか?

大元の段ボールにも種類があります。通常の段ボールは3枚の原紙でできていますが、2枚の原紙を使用した片面段ボール、3枚の原紙を使用した両面段ボール、5枚の原紙を使用した服両面段ボールなどがあります。

また、段の種類もわかれています。一般的に山の高さが5mmのAフルート、3mmのBフルートの2種類があります。段ボール箱にしたときの強さはAフルートの方が強度はあります。

一方のBフルートは強度が多少落ちますが、原紙が節約できます。

次に、旭段ボールが扱う原紙と段ボール製品です。

原紙はライナー(表面)用一般原紙、中芯用原紙、帯電防止用原紙、耐水用原紙、色つき原紙などがあります。

段ボールは前述したAフルート、Bフルートのほか、Wフルートなどもあります。

段ボール箱製品は、一般的なミカン箱タイプ、表面がなだらかなラップアラウンドタイプ、細かく組まれた特殊タイプなどがあります。

段ボール部品は、細い段ボール板を組み合わせた組仕切、その他緩衝材などがあります。

原紙やフルートの組み合わせで様々な段ボール製品を作成することができるので、相談しながら希望の製品を作ることが可能です。

4.旭段ボール株式会社の事業内容・強みは?

旭段ボールの具体的な業務は以下の通りです。

・段ボール製品(シート、ケース)の製造及び販売

・段ボール紙器製造

保護の為に波状のループを織り込んだ紙に両面とも紙を張り合わせた物と、片面だけを張り合わせた物があります。

・印刷業務

工場から店舗の倉庫などに商品を運搬する事だけを目的とした段ボールは、一般ユーザーの目に触れる機会が殆どないので、多くはシンプルな印刷になっています。

運搬に使用された段ボールの蓋の部分だけを切り取り、そのまま店舗の棚に陳列する商品を包装する段ボールの場合、フレキソ印刷をほどこしています。

・試験業務

段ボールシート、ケースに関する、各種試験を有料にて行っています。

それぞれの工場には最新の設備が整っており、確かな技術と安全性をもって段ボールの製造と加工を行っています。試験設備も整っているので製造された段ボールの品質も確かなものとなっています。

長年培われたノウハウだけでなく最新の設備を取り入れているため、多くの人に信頼される企業に成長したのだと思います。強みはまさに70年という歴史です。日本の段ボールの歴史はそれほど長くありませんが、その中で旭段ボールはかなり初期のころから段ボールを扱っています。だからこそ信頼する人が多く、大手企業との取引も精力的に行われているのでしょう。

また、環境活動への取り組みが行われているのも旭段ボールの特徴の一つです。環境方針は以下の通りとなっています。

1.環境に配慮した段ボールシート及び段ボール製品の製造及び販売を推進する。

2.原紙、電力など、資源及びエネルギーの有効利用を推進する。

3.廃棄物の分別を徹底し、再使用、再資源化を通じて廃棄物排出量の削減ならびに資源の有効利用を推進する。

4.環境に関連する大気、騒音など、法規制及び全ての当社が同意するその他の要求事項を順守する。

5.定期的に実施する環境マネジメントシステム監査、及びシステムの見直しを通じ、継続的改善を図る。

段ボールは何度でもリサイクルが可能なエコ資材です。企業として環境への取り組みが重要になってくる中、旭段ボールでは、環境国際規格であるISO14001を取得しています。次世代へより良い未来を残すため、地球環境の保全に全力で取り組んでいます。

環境に対する活動は、排ガスを排出しないバッテリーフォーク、CO2排出の削減になるガスボイラーの導入などからもその積極性を感じることができます。また、段ボール製のうちわも作成しているので、社内でエコロジーを意識したいときにうってつけです。注文は公式ホームページから手軽に行えます。

5.段ボールと旭段ボール株式会社についてのまとめ

いかがでしたでしょうか?旭段ボールは創業70年以上の業界でも老舗であり、非常に多くの原紙や段ボール製品を扱っていることがわかりました。その根底にあるのは自然を大切にすることと、人とのつながりです。段ボールの大元である自然の大切さを理解しながら企業で働く人を守り成長していく姿勢が、旭段ボールという企業の成長につながっているのだと思います。

今後も多くの人に段ボール製品を届け、事業を展開する傍ら環境活動に取り組みエコロジーを意識させてくれると思います。段ボールという身近な存在だけあり、より多くの人に旭段ボールの取り組みを知ってほしいと思いました。