不動産投資を始めたきっかけはそれぞれ異なるかと思いますが、現代では老後の年金受給年齢の引上げや自己資産の形成などを理由に不動産投資を始めた方も多くいます。
不動産投資を始めたきっかけは様々でも、やはり老後の不安は20代以降であれば誰しも抱えているのではないでしょうか?
特に、将来のことを考え始める20代・30代は、結婚や出産、マイホーム購入などこれからかかるであろうお金に対して莫大な不安もあるでしょう。
今後のことを考えて不動産投資を始めたけれど、収益に行き詰まりを感じているという20代・30代の方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は不動産投資を始めたが収益に行き詰まりを感じてしまっている方に向けて、不動産投資の収入を増やす方法についてご紹介していきましょう。
目次
収益が思うように得られない場合がある
現在、不動産投資からの収益に行き詰まりを感じている方は少なくありません。
しかし、家賃が下落してしまったり、空室により家賃収入が得られないことがあることは、あらかじめ予測することができることです。
不動産投資を行う前には、それを踏まえた収益のシミュレーションを行わなければなりません。
あらかじめそのようなリスクを予測していたものの、想定以上に収益が得られないこともあります。
物件を購入してからというもの、家賃の相場が下落傾向にあったり、中古の物件を購入した際には修繕費などを考慮していなかった可能性も考えられます。
どのような投資方法で投資を行っていくかは人それぞれですが、投資を行う際には必ずリスクを最小限に止めておかなくては大きな損失につながってしまうのです。
不動産投資も同様のことが言えるので、まずは現在のリスク管理をしっかりと行うようにしましょう。
収益アップにつながるきっかけとは?
不動産投資においてもリスク管理は大切だと前述しましたが、物件購入後にはどのようにすれば収益アップにつながるのでしょうか?
ここからは、不動産投資で収益をアップさせる実際の方法をご紹介していきましょう。
自動販売機の設置
不動産投資ですでに物件を購入しているのであれば、自動販売機の設置から考えてみてください。
人通りがあり、ある程度収益が見込めそうであれば、自動販売機の設置で収益を増やすことができるでしょう。
立地条件などによって自動販売機での収益は変動しますが、夏の暑い時期や近隣で工事などが行われている時には需要も高く、利用してくれる人も多くなります。
自動販売機の電気料金は負担しなくてはなりませんが、空き缶やペットボトルの回収からメンテナンスなども業者が行ってくれることから、設置するだけで手間がかからずに収益アップを狙うことも可能でしょう。
携帯電話会社のアンテナを屋上に設置する
物件の屋上にスペースがあれば、携帯会社のアンテナを設置する契約を結ぶことができます。
携帯会社のアンテナを設置するだけで、毎月賃料として携帯会社から報酬を得られるようになるでしょう。
ただし、注意しておきたいのは、入居者からの電磁波による健康リスクのクレームです。
中古物件であれば必ず入居者に周知を徹底した方が、健康リスクのクレームが入ることも少なくなると考えられます。
駐車スペースの確保
都心部であれば少ないですが、マイカーを持っている人もいます。
そのため、入居者の満足度を上昇させることを目的として駐車スペースを確保してみましょう。
もし、庭などがあればそこを駐車場にすれば空室対策にもなります。
駐車場を使う入居者がいない場合には、月極駐車場やコインパーキングとして利用するとより収益アップが狙えます。
空室をスペース貸して無駄なく利用する
空室をスペース貸しする需要は、都心部であれば高い傾向があります。
最近では貸会議室なども増えてきていることから、ある一定の需要があることが考えられます。
空室対策にもなりますし、空いているままであれば無駄なく利用できるようにレンタルスペースを検討してみても良いでしょう。
空室を民泊として活用
近年では2020年の東京オリンピックを控え、宿泊施設の不足が問題視されています。
そのため、インターネットの仲介サイトを利用した民泊で空室を有効的に活用しようという手法が人気となりましたが、同時に大きな社会問題にまで発展してしまいました。
宿泊者による騒音、ごみ出しなどのトラブルにより、民泊新法が制定されてルールがこれまで以上に厳しくなってしまったのです。
民泊仲介サイトは大幅に減少しましたが、面倒でなければ手続きをして許可を取ってみても良いでしょう。
民泊以外にはマンスリー賃貸にしたり、簡易宿所の許可を取得して180日と限定せずに営業をしたりすることも収益をアップさせるための1つの手段となり得るでしょう。
不動産投資はリスクもありますが、将来的に考えてみても有益な投資先でもあります。
将来の不安に備えて収益をアップさせたい方や、今の収益よりも多くの収益を得たいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。