流通・小売

安田隆夫はなぜ1代で日本一になれたのか

安田隆夫

↓↓みなさん、このキャラクターを一度は見たことがあるのではないでしょうか?↓↓

今回はドン・キホーテを一代で築き上げた安田隆夫社長の経営に対する考え方について、彼の執筆した経営に関する自伝本をもとに探って行きたいと思います!

1.安田隆夫会長のプロフィール(出身・起業理由・直近の活動内容など)

安田隆夫

安田隆夫会長のプロフィールと経歴については下記にざっくり記載しておきます。

プロフィール
  • 生年月日:1949年(2017年時点で68歳)
  • 出身:岐阜県大垣市
  • 出身高校:岐阜県立大垣南高等学校
  • 出身大学:慶應義塾大学法学部
  • 1978年:東京都新宿区に泥棒市場を開店
  • 1980年:株式会社ジャスト(現株式会社ドン・キホーテ)を設立
  • 1982年:株式会社リーダーを設立
  • 1989年:第一号店である「ドン・キホーテ」府中店を開店
  • 現在は創業会長兼最高顧問に就任

そして下記が現在のドン・キホーテの企業情報です。

企業情報
  • 企業名:株式会社ドン・キホーテ
  • 本社所在地:東京都目黒区青葉台2-19-10
  • 設立:2013年8月14日(旧ドンキホーテ設立は1980年9月5日)
  • 資本金:1億円(2016年6月30日時点)
  • 売上高: 5,326億71百万円(2016年6月期)
  • 代表者:大原孝治

今の代表者は大原孝治さんらしいですね。

2.安田隆夫会長の会社ドンキホーテの事業内容・強みは?

ドン・キホーテ社の企業情報については上記に記載していた通りですが、

ドン・キホーテではどのような店が他社との違いを生み出しているのでしょうか?

見た目、価格、制度、安田会長の考え方、たくさんの要素があるはずですね。

 

ドン・キホーテは小売業の中でも「ディスカウントストア」という業態ですが、

日本においてドン・キホーテのような競合はなかなかいないように感じます。

ちなみに「ディスカウントストア」とは大量に計画仕入れした商品を

計画していた数量を売り切ることで低価格を実現しているストアのことです。

世界ではディスウントストアという業態だとウォルマートが最大手となりますが、

日本だとあまり耳にしない業態かもしれませんね。

 

ウォルマートの日本法人といえば「西友」になるのですが、

公式ホームページで調査をしたところ、西友の店舗数は日本で340店舗ほど、

ドン・キホーテの店舗数はグループ店舗を合わせて350店舗以上あるらしいので、

店舗数だとドン・キホーテが一番多いのではないでしょうか。

また、西友は食料品などを主に扱っているイメージがあるのですが、

ドン・キホーテは食料品のみならず、衣服や雑貨なども取り扱っており、

消費者にとっては利用しやすいラインアップになっていることが強みの1つと言えそうです。

3.安田隆夫会長の小売業界における挑戦とは

流通革命への破天荒な挑戦!

安田隆夫会長が泥棒市場を開いてからの急成長は既に上記に記載していますが、

著書「流通革命への破天荒な挑戦!」の中でどのような挑戦をしているのかについて記述されています。

この本について複数名に実際に読んで頂き、感想を集めてみました。

まず一番目を引くのはドン・キホーテ社の経営のコンセプトだと思います。

ディスカウントストアなどの小売業においては、通常のマーケティングでは

マーケティングミックス(4P/5P)と言われる指標がよく用いられますよね。

4P/5Pとは製品(Product)価格(Price)流通(Place)

プロモーション(Promotion)と加えて人々(People)包装(Package)を指します。

もちろん同社もこのマーケティングミックスについては抑えているとは思いますが、

安田会長は別のコンセプトを持っておりました。

それが、「CV+D+A」だそうです。

CVはコンビニエンス(利便さ)、

Dはディスカウント(値下げ、安さ)

そして一番目を引くのがAアミューズメント(楽しみ)です。

ドン・キホーテ社では、「必要だから行く」ではなく「面白いから行く」

大切にした結果同業他社との差別化ができたそうです。

 

この部分について本を読んだ方は

「普通のスーパーに置かないような商品が揃えられているのがアミューズメントに繋がっているのだと思う。

地域性もあるかもしれないが例えば鼻眼鏡などの宴会グッズを揃えていることが印象に残っている。

店長がどれだけ商品ラインアップに関わっているのかは分からないが、

九州の田舎の店舗においても宴会グッズが取り揃えられており、

ドン・キホーテという企業としてアミューズメントを大切にしているという話は私の中で合点がいった。」

との感想を持たれているようです。

 

私もそう思いますが、たしかに狭い通路ながら手を伸ばせば知らない商品や、

逆に知っているけれども実際には見たことのない商品があったり、

商品の使用方法について説明した動画が流れていたりして、

たしかにアミューズメントパークの様な印象を持つかもしれません。

 

また、アミューズメント性の大切さについては、便利で安いだけでは人は集まらないと記載しております。

この点について読んだ方は

確かに夜遅くにお腹がすいたら何処かのファミレスに行きますし、

コンビニだっていたるところに有ります。値段が安いものが欲しければ

フリマや通販サイトの方が安く手に入る。そういう観点からいうと、必要なものを手に入れる、

という目的を満たすだけでは今の時代に利益を伸ばすことは難しいように思う。

という感想を持っております。安田隆夫氏の商売人としての哲学が

今のドンキホーテ社を創ったと言っても過言ではなさそうですね。

4.ドン・キホーテの口コミ・評判を検証(商品・サービス系)

メガドンキ渋谷

さて、安田隆夫会長が経営をしているドンキホーテ社についてですが、

やはり若者の利用が多く、その分ネット上の口コミや評判がたくさんあるようですね。

例えばこんな口コミを発見しました。

宝さがし気分が味わえるので、ドンキホーテは大好きです。

でも、渋谷のショップはしばらく行ってないので、また行きたいですね。

場所柄、若い人の利用が多いです。ですので、商品も、

あんまり生活感のあるモノよりも、ファッション関係のモノが多いように感じます。

渋谷の店舗について記載されていますが、やはり土地柄に応じて何がアミューズメントになるのか、

ということはしっかり抑えた上で商品ラインアップを揃えているようですね。

 

となると、田舎ではどういったものが販売されているのでしょうか。。

渋谷店になると原宿なども近いので風変わりな商品を揃えることで売上が上がるのですね。

ドンキホーテ社はディスカウントストアですので、

大量仕入れ、スケールメリットを活かした値下げがあるはずなので、高級至高の街に展開するよりも

若者が集まる土地に出店するほうが効率は良いように感じます。

 

しかし、日本でも屈指の高級住宅地である白金台にもドンキは店舗を出店しております。

アミューズメントを重要視する安田会長はどのような戦略を選択したのでしょうか。

白金台のドンキホーテについての口コミがごちらです。

24時間営業。土曜深夜、駐車場は一杯で入れず。しかし、

近くの夜中は無料で止められる路上の枠線(正式名称なんだろ)に止めることができるから良い。

白を基調とした開放的な造り。上にはプラチナドンペン君が回ってる。

流れてる音楽も並んでる商品も雰囲気も他のドンキと変わらないっちゃ変わらない。

違う点と言ったら、松坂牛を扱う精肉店があることや新鮮野菜を数多く扱っているところ、

そして200円+税の激安弁当が売ってるところか。夜中だと松坂牛は半額で販売されている。

お客さん、身なりが良い人がちらほら。この辺りも他では見られない点か。

やはりというべきか、高級住宅街である白金台では渋谷店とは違った店舗になっているようです。

松阪牛を販売しているドンキとはあまりイメージがつきませんが、

この店舗に訪れる人はなにか良いものないかな、面白いものがないかな、と店を訪れるのでしょう。

ドンキ以外の小売業について恐らく白金台にはたくさんあるはずですので、

競合ひしめく中、ドンキが選ばれる様な戦略というのがこの成長の大きな要因の一つになっているようですね。

5.口コミ評判検証まとめ

ドンペン

さて、ここまで安田隆夫氏の生まれから創業、成功に至るまでの経営哲学などを

口コミを交えて紹介してきましたが、やはりコンセプトであるCV+D+Aが根幹にあり、

おもしろいから店舗に行ってみようと消費者を動機づけしたことが一番の強みになっているようですね。

どんな企業も最初は小さな店舗で始まり、商売のノウハウを少しずつためて成功への道を進んでいくのですね。

泥棒市場というネーミングセンスや、本に記載されていた数々の語録は今後流通業界、

小売業界に関係する人たちのみならず、多くの人に影響を与えるでしょうね。

 

私として今後注目していきたいのは海外への店舗進出とM&Aによる事業規模拡大です。

より出店する地域の方々に楽しみを与えられる店舗にするには今の商品ラインアップや

展示方法以外にも様々トライできる所はあるようがしてなりません。

ディスカウントストアの業界では世界ではウォルマートという圧倒的な大手企業が存在しておりますが、

海外にてDONKIの名前が知れ渡るようになる日がいつか来るような気がします。

これから店舗を訪れる方も創業した安田氏が何を大切にして創り上げた店舗なのかということに注目して、

レイアウトや店内の仕掛けを楽しんでみてはいかがでしょうか。