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アパート一棟の不動産投資に適しているのはどんな人?

【本記事においてはアフィリエイトやその他の収益を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています】


不動産投資と言っても様々な投資がありますが、その中でもアパート一棟への投資はどのような人に向いているのでしょうか?

また、ワンルーム投資とアパート一棟の投資では、どのような違いがあるのでしょうか?

今回はアパート一棟に対する不動産投資についてご紹介していきます。

これから不動産投資を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ワンルームマンションとアパート一棟の違い

ワンルームマンションの不動産投資は、アパート一棟の投資に比べると規模が小さく手軽に始められます。

そのため、不動産投資初心者でも始めやすい投資であることは確実ですが、今後本格的に不動産投資を行うには向いていない部分もあります。

そこで、ワンルームマンションとアパート一棟の投資の違いをご説明していきます。

  • 物件価格

ワンルーム・・・物件の購入費用がかからない
アパート一棟・・・一棟なので購入費用が高くなる

      項目ワンルームアパート一棟
      価格購入費用はかからない一棟なので購入費用が高くなる
      利回り低い高い
      賃料以外の収入なしあり(自動販売機などの収益)
      空室リスク好立地の場合に限り低いワンルームに比べて高い
      立地条件都心の駅から徒歩10分以内など地方や郊外がメイン
      取得費用数十万円~百万円程度数百万~一千万程度
      費用計上コストコントロールできないコストコントロールできる

       

      このような違いから、ワンルームマンションの投資はその規模が小さくなってしまうため、今後本格的に投資を拡大させたい場合にはアパート一棟の方が不動産投資に向いています。

      また、アパート投資はその投資額が大きくなってしまうものの、融資の際の担保評価が付きやすく出口戦略が豊富であり、利回りを狙うこともできます。

      この利回りも、区分投資とアパート一棟投資を比べると大きく上回っており、その収入金額も多くなるため、収入としても大きな差が出てくるでしょう。

      もしワンルームマンションの家賃が10万円だった場合、単純に年間収入を計算してみると10万円×12ヶ月で120万円なのに対して、

      アパートの場合は1室7万円で10室が一棟となった場合、10室×7万円×12ヶ月で840万円となります。

      アパート一棟投資の場合は家賃収入の規模も大きくなり、キャッシュフローも良くなっていくのは確実です。

      全室の家賃収入があれば、投資資金の早期回収も可能です。

      他にも、アパート一棟投資の場合は建物と土地の所有で築年数が経過して建物の評価が下がってしまっても土地の評価は下がりにくく、稀に上昇する場合もあります。

      そのため、アパート一棟投資の方が資産価値も高くなるでしょう。

      その反面、空室リスクはワンルームに比べて高くなり、アパート一棟ということで維持費用の管理も多くかかってしまいます。

      その分手間をかける必要もありますが、よく特徴を知ってから選ぶと良いでしょう。

      アパート一棟投資を成功させるには?

      アパート一棟投資のリスクを軽減し、成功させるためにはどのような点に気を付けるべきでしょうか?

      • 投資時期の見極め

      投資物件が高めの動きをしているタイミングでのアパート一棟の不動産投資は、その分リスクも高くなってきます。

      不動産市場の中で、特定の時期や地域でしばらく好調な動きをしていたとしても、その後急激な需要の落差や物件や相場の下落も珍しいことでなく、よく起こることでもあります。

      そのため、投資時期はその物件の上昇し始めた時や、経済状況が好転してきたタイミングで行うと良いでしょう。

       

      • 収支計算を確実にする

      不動産会社から提供された収支計算だけでなく、専門家に依頼して収支計算を行うようにしましょう。

      なぜここまで徹底するのかというと、不動産会社は投資家との成約を優先的に考えて低めに収支計算を提示したり、必要経費を提示しないこともあるからです。

      低めに提示された収支計算では、これが原因となって失敗してしまう可能性もあるので毎月の管理内容と費用が適した金額になっているか、固定資産税などの負担が大きくなっていないかなど確認しましょう。

       

      • 修繕や修理の時期を知っておく

      新築物件では、修繕や修理のタイミングはその部分によって異なりますが、おおよその時期を簡単に知ることができます。

      その一方で、中古物件の場合は近いうちに大規模な修繕が必要かどうか、外壁や共有部分においてすぐに修繕が必要かどうか確認しておく必要があります。

      これによって、資金面でも大きなズレが生じてくるため必ず確認しましょう。

      ワンルームマンションとアパート一棟では様々な違いがありますが、今後多くの収入を安定して得たい方や不動産投資に数千万円の資金が投入できる方に向いている投資の手法です。

      アパート一棟ということで、所有者の意思によって自由度の高い設計が可能であり、これによって建物の価値を高められるのも魅力でしょう。

      しかし、投資資金が多額になり、万が一失敗した時には多くのリスクがかかってきます。

      これらをよく考えてからアパート一棟の不動産投資を行ってみましょう。