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再生可能エネルギー投資と他の投資方法は何が違う?特徴を徹底比較!

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省エネとされている再生可能エネルギーは、環境に優しく近年注目を集めている分野です。
特徴としては枯渇せずに、どこにでも存在しているものとされていて、CO2を排出せず増やさない点も特徴であり魅力的です。

そんな再生可能エネルギーは、活用することによって投資として扱うこともできます。
そこで今回は再生可能エネルギー投資、特に太陽光発電投資に着目してご紹介していきましょう。

■再生可能エネルギーの種類

まずは、投資に結び付く再生可能エネルギーの種類についてご紹介していきます。
何があるのかを知ることで、自分が投資できる再生可能エネルギーが見えてくるでしょう。
現在、再生可能エネルギーとして主要となっているものは5つあります。

・太陽光

太陽光から得られる再生可能エネルギーは、現在数多くの場所で見ることができるようになっています。
太陽の日が当たるところに太陽光発電パネルを設置することによって、簡単エネルギーを取り込むことが可能です。

屋根や壁、空いているスペースに導入できます。
ただ、場所や気候によって得られるエネルギーの量が変わってきます。

しかし、太陽光発電パネルは設置さえすれば発電は自動で行ってくれ、機械のメンテナンスがほとんど必要にならないのが良い点です。

・風力

近年導入数が増えてきているのが風力です。
再生可能エネルギーの中では発電コストが低いとされている風力は、風が吹いていれば夜間でも発電が可能です。

そのため、効率良く電気エネルギーに変えられます。
ただ、台風が多い地方では故障してしまう可能性も考えられるので、導入には注意が必要です。

・水力

水力は日本の多くの場所でエネルギー供給を行ってきた発電方法です。

かなり前から運用されてきたことから、もう既に高度な技術が用いられています。
水力発電にはダムがよく考えられますが、河川や用水路などの小さな場所でも水力発電は可能です。

流れ込み式中小水力発電所であれば、水量や有効落差などを利用して再生エネルギーができます。
ただし、導入できる地域が限られていることが課題に挙げられています。

・バイオマス

バイオマスとは動植物から得られる資源を指し、家畜排泄物、稲ワラ、林地残材などの資源を直接燃焼したり、ガス化し、タービンを回すことによってエネルギーを作りだします。

ゴミを燃やしながらエネルギーが得られますが、収集・運搬・管理にコストがかかってきます。

・地熱

地熱発電では、地価のマグマの熱を利用してエネルギーを作り出します。
降った雨が地下のマグマ層に届くことで、蒸気が発せられ
地下1000m~3000m付近に溜まります。この蒸気を掘り起こしタービンを回すことで、発電が可能になっています。地熱発電は初期費用として120億円以上必要となるので、一般の人には導入が難しくなっています。

再生可能エネルギーにはいくつかあり、投資ができるメリットもありますが、デメリットも付き物です。
ただ、太陽光発電や風力発電では既に活用している家や会社は多く、利用しやすいものと言えます。
どれもランニングコストはかかりますが、長期に渡って利用することで大きな利益がもたらされるでしょう。

■太陽光発電投資のメリット・デメリット

太陽子発電を用いて投資することが可能になっている現在では、至るところで太陽光発電パネルが見受けられます。設置すれば何をすることもなく、気長に待つだけで投資ができるのでメリットがあると言えます。
ただ、太陽光発電にはいくつかのデメリットも生じてしまいます。
今回は、太陽光発電投資でのメリットやデメリットをまとめてご紹介していきましょう。

・太陽光発電投資のメリット

太陽光発電投資のメリットはいくつかありますが、何と言っても平均10%前後の利回りが期待できる点が挙げられます。

導入にかかる費用はおよそ10年で回収できると言われていて、導入11年目にはパワーコンディショナーの交換によってコストはかかるものの、20年間の運用を考えるとかなりの収益が手に入ります。

1500万円の自己資金で太陽光発電投資を行った人は、20年後には2000万円以上の収益になる計画が立てられます。
かなり利益があるものと言えるでしょう。

また、ローンを用いて導入しても利益は大きく得られ、コストの回収を行った上で1400万円以上の利益が期待できます。
さらには、太陽光発電投資では20年間の売電価格固定が約束されています。
状況により毎年買い取り価格が変化することなく、安定した投資が行えるのです。

■太陽光発電投資のデメリット

魅力のある太陽光発電投資ですが、残念ながらメリットばかりではありません。
太陽光の吸収によって得られる太陽光発電ですが、天候によって大きな影響を受けてしまいます。

雨や曇りで日が指してこない場所では、思ったように発電量が上がってきません。

天候の変化によって発電がコントロールできないので、太陽光発電の機能を最大限に発揮するためには気候や気温が安定している地域でないと、思うように運用ができないでしょう。
ただ、解決策はあります。

太陽光のエネルギーを電力に変換するパワーコンディショナーの出力を、天気が良い時のみ大幅に上回るように設定することでデメリットをカバーできます。
こうすることで、日照が弱い場合でも発電量を多くすることが可能となり、バランスの良い利回りが狙えます。

太陽光発電は天災の影響も大きく受けてしまいます。
地震や津波、大雪などで故障する場合も考えられます。

雨が降った程度では問題はないですが、津波浸水してしまうと使えなくなってしまいます。
太陽光発電投資は自然からエネルギーが作り出せるものでありますが、一番の脅威はその自然がもたらすものにあるのです。

多くの利益が得られる太陽光春電投資ですが、防ぎきれないデメリットが生じてしまいます。

パワーコンディショナーの出力を高めることによってデメリットをメリットに変えることはできますが、自然による影響もあります。ただし、利用する地域によっては危険に晒されることなく、安定した発電ができるでしょう。

■他の投資方法とは何が違う?

再生エネルギーへの投資は、他の投資方法とは少し異なる投資方法となっています。
では、他の投資方法とは何が違うのでしょうか?
太陽光発電投資と他の投資方法について比較してみましょう。

・太陽光発電投資と投資信託を比較

まずは、投資の中でも一般的な投資信託と比較していきましょう。
太陽光発電投資と投資信託では、初期投資金額に大きな差が出てきます。

太陽光発電投資では最初に土地の購入から太陽光発電設備を設けなくてはいけないため、約1000万円ほどは必要だとされています。
そのため、金融機関からの融資を受けることが前提となっています。
融資を受ける際には、太陽光発電投資は収益の確実性も高いことから融資は受けやすい傾向にあります。

一方で、投資信託は投資のプロに資金を預けて資産運用をしてもらうことになるため、1万円からでも投資をすることができるのです。
中には、更に少額で始められる投資信託もあるため、初期投資金額は少額で済みます。

他にも、太陽光発電投資では固定価格買取制度があることから20年間は売買価格が固定されるので、安定した収益に期待できます。
投資信託も数年に渡っての長期投資とはなっていますが、投資機関の長さにも大きな差があると言えるでしょう。

・太陽光発電投資と不動産投資を比較

次に、長期的に安定した資産運用ができるとされている不動産投資と比較していきます。

不動産投資の初期投資金額は、物件により様々で、ワンルームマンションであれば数百万円から始めることは可能となっていますが、マンション1棟となると数億円必要となるケースもあります。

借り入れは不動産が提携している金融機関から行えるので、太陽光発電投資と同様に自己資金が少なくても始めることのできる投資方法となっています。
太陽光発電投資と不動産投資は似ている点が多いですが、リスクについては大きな差が出ているのです。

太陽光発電投資は固定価格買取制度があることから最低でも20年間は安定した収益が見込めるのに対し、不動産投資では物件の空室が生じた際に家賃収入が見込めずに収入を得ることができなくなってしまうリスクがあります。

もちろん立地環境による日照時間の変動はありますが、数ヶ月間の家賃収入がなくなることと比べてみれば微々たるものでしょう。
そのため、不動産投資の方がリスクが高いことが考えられます。

このように、太陽光発電投資は他の投資方法と比べてみると、初期投資金額は大きいように感じますが、自己資金からではなく借り入れを行うことで資金がなくても始められ、さらに長期的で安定性の高い収益を見込める投資方法と言えるでしょう。

■イニシャルコストとランニングコストを確認しておこう

投資を行う際には、必ずイニシャルコストとランニングコストを確認しておく必要があります。

イニシャルコストとは、投資を開始するまでに必要となる費用を指し、ランニングコストとは投資開始後に発生する諸経費を指しています。

太陽光発電投資に置き換えると、イニシャルコストは太陽光発電設備を設置するための費用から土地代、電力負担金、各種申請代行費用など、ランニングコストはメンテナンス費用や固定資産税、ローン金利などが考えられるでしょう。

イニシャルコストとランニングコストを念頭に置いてから、売電収入のシミュレーションも行ってみると年間でどのくらいの収益を得ることが可能なのかを知ることができます。
太陽光発電設備を融資で設置する際のシミュレーションを行ってみましょう。

収入=購入時の売電価格×20年間での予想発電量合計
支出=土地代から整地代、電力負担金などの総額+ローン金利息総額+20年間にかかる諸経費
収入-支出+消費税還付メリットの合計が太陽光発電投資で得られる収益となります。
実際に計算してみると、実質利回りが5%程度となっていることがほとんどでしょう。

物件ごとに個別にシミュレーションを行い、実際にどの程度資産が増えるのかを確認することが、投資においては重要であると考えられています。
太陽光発電投資では意外とランニングコストが多くかかってしまうことも考えられるので、常にリスク管理をしておくようにしましょう。

ここまで、再生可能エネルギーの種類から太陽光発電投資のメリット・デメリット、さらに太陽光発電投資と他の投資方法の比較、イニシャルコストとランニングコストの確認についてご紹介していきました。

近年では、電力供給の在り方が大きく変動してきており、太陽光発電への投資が進んでいくことで更に太陽光発電の普及が広まっていくことが考えられます。
投資を行う際には、必ずメリットやデメリットを踏まえて、自身に合う投資方法であるのか、他の投資方法と比べてイニシャルコストやランニングコストはどの程度かかってくるのかなどをしっかりと把握してから投資を行っていかなくてはなりません。

太陽光発電投資にもある程度リスクはありますので、しっかりと確認してから投資を考えていきましょう。
再生エネルギーへの投資は、近年注目度が高まってきているため、アールエスアセットマネジメントなどの企業への投資を検討してみてはいかがでしょうか?