エネルギー

日本の再生可能エネルギーの現状と再生可能エネルギー投資の将来性

再生可能エネルギーと言えば、真っ先に思い浮かぶのは太陽光発電ではないでしょうか?
再生可能エネルギーは現在、世界規模で拡大化が進んできています。
それと同時に、再生可能エネルギーへの投資も注目されつつあるのです。
今回は、これから再生可能エネルギー投資を始めようと検討している方へ、日本の再生可能エネルギーの現状から再生可能エネルギーへの投資についてご紹介していきましょう。

■日本の再生可能エネルギー、その現状は?

近年、世界的にも再生可能エネルギーの拡大が進む中で、日本の再生可能エネルギーも世界に追い付こうとしている動きがあります。
世界的な動きに合わせようとしていることも理由に挙げられますが、最も大きな理由としては地震による原子力発電の安全性問題が挙げられるでしょう。
原発事故を受けて、原子力発電は国民からの信用を失ったことで電力の安全性にも注目されるようになりました。
再生可能エネルギーを用いれば、発電時の環境への負荷を最小限に止められるだけでなく、さらに原発事故でも生じてしまった爆発や汚染物質の飛散などの二次災害を起こらないように予防することもできます。
世界と同様に、日本でも再生可能エネルギーに期待が寄せられている中で、未だに原子力発電を稼働させようとしている動きが見られていることから、日本ではそこまで再生可能エネルギーは進んでいないのではないかと捉えられますが、実際には少しずつですが投資環境の変化から再生可能エネルギー規模の拡大が見えてきました。
日本の政策の中でも、再生可能エネルギーの拡大が予定されているので、今後再生可能エネルギーの需要はさらに高まっていくことが考えられます。

■再生可能エネルギー投資のメリット・デメリット

再生可能エネルギー投資を行う際には、さらなる知識を持つことが必要となります。
まずは再生可能エネルギー投資を行う前に、再生可能エネルギーへの投資を行うメリットとデメリットを押さえておきましょう。

・再生可能エネルギー投資のメリット

再生可能エネルギー投資のメリットとしては、従来の投資方法よりも安定した収入を得られること、また平均的な利回りも高い投資方法となっていることが挙げられます。
通常の投資というと、株式投資やFX、不動産投資などがありますが、それらは景気の動向や国際情勢なども大きく関わってきており、短い期間でも大きな価格変動が生じてしまうリスクがあります。
投資において、リスクを最小限にすることは利益を得る上では最も重要とされています。
そのため、損失を大きくしないためにも損切りなどを決めておかなくてはなりません。
不動産投資の場合は、物件購入後に入居者を募り、入居者がいれば賃貸収入を得ることができるような仕組みとなっています。
そのため、入居者がいなければ賃貸収入を得ることができずに、自己資産の持ち出しをしたり、維持費だけで赤字となってしまったりすることもあるのです。
しかし、再生可能エネルギー投資では、固定価格買取制度が制定されたことで20年間は一度決められた売買価格から変動しないことから、より安定した収入が期待できる仕組みが作られています。
太陽光発電であれば、天候に発電出力が左右されてしまいますが、価格が暴落してしまったり、入居者が見つからなかったりするようなリスクではないため、設備さえ調達してしまえれば安定的な電力収入を得ることができるでしょう。
また、再生可能エネルギーの平均的な利回りは、不動産投資を上回っているとされています。
そのため、投資や資産運用に適していると投資家からの注目度が高くなっているのです。
2017年時点での不動産投資での平均利回りは、およそ5.56%とされています。
不動産投資では、その土地のある都市が重要となり、土地の物価に左右されやすくなっています。
しかし、再生可能エネルギーの中でも太陽光発電投資での平均利回りは、およそ9.92%とされているのです。
この結果からも分かる通り、不動産投資よりも太陽光発電などの再生可能エネルギー投資の方が平均利回りが高いとされています。
他にも、まとまった資金がなくてもファンドを活用して投資を始められることもメリットとして挙げられるでしょう。
ファンドを活用した投資を行う際に必要となる資金は、最低でも10万円からとなっています。
少額からでも始められる投資でありながら、ファンドに運用などを任せることができるので、投資初心者にとっても有効な投資方法と言えるでしょう。

・再生可能エネルギー投資のデメリット

再生可能エネルギー投資には、安定して高い利回りを受けられることから今後も成長が期待されている投資手段となっていますが、もちろん再生可能エネルギー投資にはデメリットも存在しています。
デメリットもしっかりと把握して、再生可能エネルギー投資について考えていきましょう。
まず、再生可能エネルギー投資最大のデメリットは、地域によって売電収入が伸びにくくなってしまっている点です。
再生可能エネルギーの太陽光発電投資を例に挙げてみましょう。
太陽光発電投資は、株式投資やFX、不動産投資のように国の経済状況や世界の為替事情からの影響はありません。
その代わりに、自然のもたらす太陽光に依存してしまうことから太陽光の日射時間が短い地域では売電収入が伸びにくくなってしまう可能性があります。
日射時間は、地域だけでなく太陽が雲に隠れてしまいがちな梅雨や冬場などの季節にも影響されてしまいます。
曇りの日では通常時の10~50%、雨天であれば2~20%まで低下してしまう恐れがあるのです。
毎日雲1つない快晴が続いていれば、発電量はキープされますが、年間でも曇天や雨天が多い地域であれば発電量も少なくなってしまうでしょう。
日射時間が短いとされているのは、青森県や秋田県などの東北地方で、日射時間が最も長いとされているのは山梨県という結果が総務省統計局から発表されています。
このことから、自然の太陽光に売電量が左右されてしまうことがデメリットに挙げられます。

また、太陽光発電のモジュールに付帯している太陽電池は、シリコンの半導体で形成されているために熱に弱い性質を持ちます。
このことから、夏場の猛暑日などによって熱を帯びてしまうと、発電効率の低下を招いてしまうでしょう。
モジュールの性能自体は、25℃を稼働環境の基準としているため、この温度が2℃上昇してしまうごとに1%ほどの発電効率の低下が懸念されています。
近年の日本の夏場における平均的な気温は、30~35℃前後となっており、よりモジュールの表面温度の上昇が考えられるのです。
そのため、夏場には水でモジュールの表面温度を下げる必要があります。
しかし、水道水ではそれなりのコストがかかってしまうために、雨水を利用したモジュール冷却装置を検討しなくてはならないでしょう。

再生可能エネルギー投資におけるメリットとデメリットをそれぞれご紹介しました。
再生可能エネルギー投資では、リスクを最小限にすることができますが、自然の太陽光などに依存してしまうために売電量が変動してしまう恐れがあります。
リスク管理を徹底して再生可能エネルギー投資を行っていきましょう。

■再生可能エネルギー投資で知っておきたい、業者や土地の選び方

再生可能エネルギー投資は、長期投資でもあるため再生可能エネルギー設備を取り扱っている業者や土地選びに重きを置いておかなくてはなりません。
特に、再生可能エネルギー投資の中でも太陽光発電投資は固定価格買取制度の実施から、売電期間が20年間となっているので、設置して発電開始した後にも安定した売電収入を維持するためには設備のメンテナンスは欠かせないでしょう。
そこで、ここでは再生可能エネルギーへ投資を行う前に業者の選び方から土地の選び方のポイントをご紹介していきます。

・業者選びのポイント

 

土地付き太陽光発電所の購入を検討しているのであれば、利回りを計算しておくだけでなく、業者選びも重要となります。
まずは、施工実績数がどのくらいかをチェックしておきましょう。
施工実績数が多ければ、その分施工不良やトラブルへの対応などもスムーズに行ってくれることが考えられるために、より安心して任せられます。
また、太陽光発電のためのパネルは複数メーカー取り扱っている業者かどうかを確認しておきましょう。
設置場所や設置する区画によって、どのメーカーのパネルを使用するかを選べるとさらに優良な業者と言えます。
他にも、太陽光発電投資でのメリットだけでなくデメリットもしっかりと話してくれる業者かどうか、設置後のサポート体制なども事前に確認しておく必要があります。
土地付き太陽光発電設備を購入する際には、売電期間が20年間と非常に長期投資となります。
そのため、契約前にはしっかりと確認しておくと安心です。

・土地選びのポイント

土地付き太陽光発電への投資を行う際には、多くの人が自身の住んでいる地域から遠くに設置しています。
もちろん、自宅近くに設置している人もいますが、どのような周辺環境かを確認してから設置するようにしてください。
地域によって土地の日射時間が異なってしまうため、できれば実際に一度訪れてから土地を選ぶようにしましょう。
また、土地付き太陽光発電はメンテナンスが重要です。
土地付き太陽光発電は、あらかじめ業者がメンテナンスを担っていることがほとんどですが、メンテナンス内容が充実している土地であるのかを確認しておきましょう。
何か異常があればすぐに気付けるように、遠隔監視カメラなどがあると安全安心な土地であると言えます。
他にも、セキュリティー対策はしっかりとされている土地なのか、保険や保証が付いているのか、表面利回りだけでなく実質利回りを計算しておくことで、土地選びがスムーズにできるでしょう。

再生可能エネルギーは、今後さらに発展が期待できる投資方法の1つです。
電力の売電価格は、現在年々引き下げられつつあります。
そのため、再生可能エネルギー投資に興味を持っているのであれば、早めの参入を検討しておきましょう。